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 近年あらゆる分野からマンガ研究が進められています。本研究会のメンバーはそれぞれ異なる芸術領域について研究を行っており、個々の関心を集めて新しい見解を見出すことができると考え、この研究会を発足しました。マンガはサブカルチャーとして美術において軽視されてきたように思います。しかし、マンガは視覚的に訴える分野として幅広い受容者がおり、多大な影響力を持っている研究領域といえるでしょう。

 とりわけ私たちは、「少女マンガ」を研究対象としております。その理由として、少女マンガに表現されるキャラクター造形やストーリー構成が、少年マンガなどと比較したときに特殊な視点をもって語られているように感じたからです。そこで、ジェンダーやセクシュアリティの視点を取り入れながら、少女マンガの表象について研究を進めることを目的としています。

 

2015年3月

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